• Toshikazu Maruno

BON JOVI ‘BOUNCE’ ACOUSTIC COVER




過去の作品を辿るブログも、今回のBon Jovi のアルバム’Bounce’のアコースティック・カバーについての話で最後になります。(取り敢えず/笑)

実は、過去の作品を聞き返すにあたり、最初にこのカバー作品から聴きました。

このCDには、作品を作った時の年時などが書き記されていました。それによると、CDを完成させたのは、2004年1月9日で、録音は前年2003年、7月頃から12月までと、およそ半年掛けて録音されていました。


さて、今日のブログのタイトルに戻ってみましょう。

‘Bounce’は、Bon Joviの8枚目のスタジオ・アルバムで、2002年9月11日に、日本では世界に先駆けてリリースされました。リリース日が物語るように、その年の丁度一年前に、アメリカでは「アメリカ同時多発テロ事件」が起きました。Bon Joviの’Bounce’は、そのテロの影響が色濃く反映された内容となっています。

その’Bounce’の全12曲(ボーナス・トラックを除く)を、僕はアコースティック・スタイルでカバーしたわけなんです。


因みに、僕はボン・ジョヴィ・フリークでしたが、それは、主に1990年代で、それはもう、彼らの楽曲をアコースティック・ギターで何曲もカバーしてきました。数曲は、’Works Of 90’s [1991-1999]’の中にも散りばめてある程です。しかし、彼らのアルバムを丸ごと本•気•でカバーした事はありませんでした。それでは何故この’Bounce’というアルバムに限ってカバーしたかと言うと…


2000年から2001年にかけて、僕の音楽活動はソロ・アーティストとして多忙を極めていました。それは充実の裏返しでもありましたが、同時に自分に関わる人たちとの関係の中で、信頼関係に軋轢も生じていた頃でした。気が付けば、僕は自分の身体も心もコントールすることが出来なくなっていました。

振り返れば、1990年代後半から徐々に活動の忙しさは身体にサインを送っていました。円形脱毛症になった時は、軽く笑い飛ばしていましたが、2001年には自分でもどうして良いのか分からなくなっていました。

それでも周りが根気強く見守ってくださったお陰で、徐々に自分を取り戻す事ができました。だからその頃は音楽どころか、音楽から離れていた時期でもありました。

ギターケースを開ける事もなく、ただ自分の殻に閉じこもった時期でした。

そんな時に、ボン・ジョヴィのニュー・アルバムは僕を心の奥から励ましてくれました。

その時に、自分が再びギターを手に曲を書く前に、このボン・ジョヴィの’Bounce’を全曲アコースティック・ギターでカバーしてみようと、思い立ったのです。

音楽をする事から離れていたので、リハビリも兼ねていましたし、何より、自分で何か一つやり遂げる必要性を感じたからだと思います。


そんな経緯で、僕はボン・ジョヴィのアルバム’Bounce’をカバーする事となりました。

記憶を辿れば、アルバム丸ごとカバーするという事で、スコアを買ったりして、あやふやなコードをチェックしたり、キーをどうするか、アレンジはどうするか等、全曲録音の為に数ヶ月にわたり準備をしたと記憶しています。英語が苦手な僕は、英語の聞き取りの他にも、歌詞を毎日書いて身体で覚える事もしました。(まぁ、今聴き返してみて、発音が甘いのは認めますが、当時の頃を考えれば、ベストを尽くした跡を聴く事は出来ました)


そしていよいよ録音を始めたわけですが、記されたメモを見ると、6弦と12弦のアコースティック・ギターを使用しています。12弦は、OvationのElite 1858を使用していますが、6弦に関しては、こちらもOvationだと察しますが、その当時はタカミネのアコースティック・ギター(ジョン・ボン・ジョヴィ氏が使用しているモデルです)をメインに使用していたので、そちらも使用しているかもしれません。

それで、この2本のアコースティック・ギターを軸に、リズムはタンバリンとシェカーを使用しグルーヴを生み出しています。

録音には、’Roland VS-840EX’というデジタル・マルチ・レコーダーを使用していました。録音は、当時住んでいたマンションの一室で行われました。


以下に、各楽曲の完成データを記しておきたいと思います。


Bon Jovi / Bounce -Acoustic Cover-

01. Undivided [July 29th, 2003)

02. Everyday [August 5th, 2003]

03. The Distance [August 20th, 2003]

04. Joey [October 11th, 2003]

05. Misunderstood [November 22nd, 2003]

06. All About Lovin’ You [July 12th, 2003]

07. Hook Me Up [November 30th, 2003]

08. Right Side Of Wrong [December 30th, 2003]

09. Love Me Back To Life [December 10th, 2003]

10. You Had Me From Hello [August 28th, 2003]

11. Bounce [September 6th, 2003]

12. Open All Night [December 20th, 2003]

実は、今このアルバムを聴いていますが、はっきり言って、今の僕にやれと言っても、僕は出来ないと思います。それ程までにこのアコースティック・カバー・アルバムには情熱や魂が込められています。だからこそ、今聴いても自分でこのアルバムを認める事ができるんだと思います。

結局は、全曲をカバーする事で、ミュージシャンとして学ぶ事が多かったという事です。と同時に僕は本当にボン・ジョヴィを愛していたんだなと思いました。過去形になっていますが(苦笑)、勿論、今も彼らの音楽は愛していますし、敬愛しています。

証拠に、今まで紹介してきた自分の作品集よりも、このカバー・アルバムについてのブログの文字数が、それらに比べ遥かに文字数が多いからです。

まぁ、それ程までに彼らの音楽から影響を受けたことは否めません。


最後になりますが、僕がボン・ジョヴィを新たにカバーすることはないと思いますが、1曲だけ、最後に1曲だけ、今の自分で彼らの音楽をカバーしたいと考えているところです。

それは未確定要素が強いので、それが実現した時には、またブログでお伝え出来ればと思っています。


‘Bounce’についても音源を通して紹介出来る機会があればとも思っています。(因みに音源は、リマスターしておきました)

まぁ、本家の’Bounce’を是非聴いてみて下さい。

ネットでググると、このアルバムはボン・ジョヴィにとっての「黒歴史」なんて言われていますが、ミックスはボブ・クリアマウンテンが行っていて、サウンドも良いし、楽曲のバランスも取れた素晴らしいアルバムだと、今聴いても思います。

そんな素晴らしいアルバムをカバーできた事を誇りに思っています。そしてそれが、ミュージシャンとして僕に多くのスキルを与えてくれた事も事実です。


音源が残っていてホント良かった… (笑)

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