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  • 執筆者の写真Toshikazu Maruno

アメリカの母Sandi Ridleyさんを偲んで…

アメリカの母Sandiさんとの想い出

昨日の事、8月28日、米国中部時間の8時42分に、僕にとってアメリカの母であり、大変お世話になったSandi Ridleyさんがお亡くなりになられた。


その訃報は、サンディさんの義理の息子さんであるMickさんから『Messenger』を通して知らされました。

昨日は忙しく、携帯をチェックする間もなく、サンディさんの訃報を知ったのは、夕方近くでした。


サンディさんとのメッセージのやり取りが途絶えた今春以降、僕は彼女の身を案じていました。いつだったか、サンディさんの娘さんのTonnaさん(旦那さんがMickさんです)が、facebookに『サンディさんが入院されている』旨の投稿を寄せていて、もうそれ以来、ずっと心の中にサンディさんの事があって、先週も強い胸騒ぎがあったばかりでした…


そういう事もあって、昨日のサンディさんの訃報に触れた際、驚きや動揺よりも、『そうかぁ… サンディさんは神のもとへと旅立たれたんだなぁ…』と、静かに、その現実を受け入れるといった感じでした。

ただ、その訃報を知った時から時間は止まったままで、逆に悲しみや喪失感が徐々にこの胸に押し寄せて来ている感じで、こうしてサンディさんを偲び、言葉を綴りながら、なんとも言えぬ寂しさを感じています。

沢山の想い出もありますし…


サンディさんの訃報を受けてから一夜明け、哀しみ、寂しさが増す中、Tonnaさんへサンディさんへのお悔やみの言葉をMessengerを通して送らせて頂きました。

程なくして、Tonnaさんから届いたメッセージには、Tonnaさんの打ちひしがれたその想い哀しみ、そしてサンディさんの最期の時の様子も綴られておりました。

そのメッセージを読ませて頂きながら、サンディさんが気丈に最期の時間を過ごされた様子が目に浮かび、それが余計に僕を感傷的にさせました…

同時に、サンディさんと一緒に過ごした2度のアメリカの旅の事が蘇る事でした。


1度目は、2012年5月、フロリダはメルボルンで、僕が初めてアメリカの地を訪れた場所でもありました。

『初めて訪れたアメリカの地』が『フロリダ』、時差ぼけの中でも心は舞い上がり、サンディさんともお会いでき、もう『感謝と感激』の10日余りの旅でした。

初めてのアメリカで、時差ボケに中々慣れず、おまけに言葉の壁もありましたが、5月のサンディさんの誕生日も直接お祝いでき、夢のような最高の時間をサンディさんと過ごす事が出来ました。

その旅で、初めてサンディさんの娘さん夫婦、Tonnaさん、Mickさんともお会いする訳ですが、お二人の優しさとおもてなしにも、本当に感謝する旅でした。


その感動、感謝の詰まった旅から丁度7年後の2019年の5月、場所はサンディさんの故郷であるアイオワはデモインで2度目の再会を果たす事になりました。

『この機会』が、どれだけ重要であったかは、1年後に訪れる『Covid 19のパンデミック』が物語っています。

前述の通り、『初めてのアメリカ』でサンディさんとお会いした訳ですが、あれから7年、僕もその後何度か渡米していてある程度心得たものもありましたし、サンディさんとの絆も深まっていましたので、デモインの空港でのサンディさんとの再会は、感動と歓喜が入り混じる『抱擁』で、Tonnaさん、Mickさん夫妻も変わらぬ優しさで僕を迎え入れてくれました。

2度目の再会は5日間となりましたが、とても濃い充実した旅となりました。


と、駆け足でサンディさんとお会いした2回の旅を簡単に綴りましたが、この胸の中には溢れ収まりきれないほどの想い出が残されています。


僕もそうですが、人はいつかはこの世に別れを告げます。

2度目にお会いした時、サンディさんも80歳に手が届く年齢でした。

サンディさんと一緒に過ごした2度目の旅の帰国の朝、デモインの空港で『また会いましょうね!』と熱い抱擁をサンディさんと交わしましたが、『ひょっとすれば…』といった想いもありました。


あれからCovid 19のパンデミックで全世界が揺れに揺れ3年が過ぎ、2023年春、ようやく世界にも徐々に日常が戻ってきましたが、その頃サンディさんは自らの病と闘ってらっしゃったとは…


こうしてサンディさんについて語る時、僕は本当に幸せだと感じます。

サンディさんは日本人の僕を友達を超え『息子』のように接してくれましたし、最後まで僕の事を『Son』『Sunshine』と呼んでくださいました。

僕もサンディさんの事を『Mom』と、敬意と親しみを込めて呼ばせていただきました。


こうしてサンディさんの逝去に触れ、偲びながら言葉を綴っていますが、想い言葉は尽きません…

今はもう天国にいらっしゃるサンディさんですが、空を見上げずとも『Sunshine』と僕を呼ぶ声が聞こえてきそうです。


サンディさんと2009年に『Myspace』で知り合って以来、10年以上に渡り素敵な関係を築き持つ事ができました。

サンディさんには心から感謝の気持ちで一杯です。言葉にする以上の気持ちが今も僕の心から溢れています。


『マム、今まであなたの愛情、優しさを本当にありがとうございました。

あなたに息子と呼ばれた私は本当に光栄でしたし幸せでした。本音でいつも語り合えたこと、時にはぶつかることもありましたね。でもその後はより互いの絆が深まってゆくのを感じていました。

一緒にふざけ、そして大笑いし、多くの感動を共有しましたね。

私の音楽も愛してくれましたし、マムのために書いた”Thanks to You -I Love Mom”は、私にとってとても意味がある経験となりました。

あなたへの感謝の気持ちは絶えません。

マム、最期の7ヶ月間の闘病はとてもキツかったことでしょう…

マムのために何も出来ず本当にごめんなさい…

今は天国にいるマム…

どうぞゆっくり休んでくださいね。

私は生涯あなたとの想い出を大切にしますし、あなたは今後も私の中に生き続けるでしょう。

多くの愛と抱擁をマムへ

あなたのSon、Sunshine』


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